ごかいちょう〜

 オーラバトラーのGKといえば、海洋堂のズワァース・ズワウス・ギトール,マックスファクトリーのサーバイン、コトブキヤのズワウス&サーバイン、WAVEのソフビシリーズ(特に多色成型の完全変形ビルバインは垂涎モノでした)、しばらく時間をおいて望月氏原型担当のB−CLUBモノ、同じくB−club×ボークスで展開されたアート色の強いGK、さらに近年ですと前出の望月氏主宰のP・M・TのアナザーエディションシリーズやS・A・Eのイベント限定キット、以前御紹介した螺旋のヘッドオブジェシリーズとまぁ実に印象深い造形が多いわけです。

 一重にオーラバトラーといっても「生物的」表現に寄せるのか「重兵器」寄りにするのかで全く印象が変わります。関節の表現や装甲の質感…未だにプロペラの中でも正解が見いだせてません。特に「生物的」表現には苦手意識がありまして、自分でもオーラバトラーを作りたいとは思うものの及び腰になっております(事実、何度かエポパテ主体で習作を作っていますが、とても発表できるレベルではありませんでした)。

 さて、前置きが長くなりましたが先日何気なくオクを覗いていると異様なオーラを放つ逸品が…みそQアネックスさんというディーラーの1/72ズワァースでした。

調べてみるとこのキット、既に原型・型は破損し世に存在するのは完成品含めて11個だけとか。当時の模型誌のイベントの記事にも全く掲載されなかった穴場的アイテムです。

羽根、刀、爪状のパーツはクリアーレジンでしっかりと抜かれています。
このズワァース、私の中の理想形にかなり近いです。ただやや「生物的」表現に寄り過ぎているので少しだけディテールを追加したいと思います。
 
画像左部のように設定で赤く色分けされている部分の外周を一段残すようにして彫刻してみました。手順としては右部のように鉛筆でアウトラインをとり→デザインナイフで慎重になぞり→同じくデザインナイフで削ぐように段差を作っていくと。オーラバトラーの場合、厳密にシンメトリーを要求されるわけではないのであまり神経質になる必要はないかと。それでも結構な集中力と忍耐力が要求されますが(汗)

同様の手法でシールドも仕上げてみました。
このズワァース、特に立ち姿が絶妙なのでいずれはその記事も書いてみたいですね。

いやぁ、涼しいと作業も筆(?)も進みますなぁ。願わくばもう少しこういう日が続けばと・・・ねぇ。

では本日2曲目もレキシで「 妹子なぅ 」♪