海洋堂 1/100 K.O.G AT

 あぁ、夏が爪先まで来ています(汗)
さて、本日は海洋堂1/100 K.O.G ATをば。
現・シリコントライブの西山さんの海洋堂における仕事です。

リリースから17年…早いものです。
この時期のFSS造形シーンと言えばワークショップキャストの「匠」生嶋さん、ボークス鉄壁の造形村、WAVEの双頭・新井さん&佐藤さん。プロペラの中では、海洋堂は一歩後方に位置していました。そんな中、「天才」谷明氏が出現…FSS造形シーンはいわゆる谷環境以後に突入します。
 で、ですね。プロペラがこの西山さんのATを観た時、何と言うか「意地」のようなものを感じたんですよね、「海洋堂は谷だけじゃない。」といったような。

 現在に至る西山造形のエッセンスが凝縮されています。これは好みの問題でもあるかとは思いますが、現在のような細部への徹底した作り込みがさほどなく、比較的プレーンなパーツ群はより西山さんの硬質かつ清潔な造形を際立たせていて、ある意味金字塔かと。

ちなみに、この時代の西山作品(シュペルター・ルンVer等)は股関節と腿、脚部と足首が一体化しており、ただ組むだけで難しい立ちポーズが再現出来ます。
 ボークス時代の生嶋さんの仕事もそうですが、積み重ねの大切さが如実に作品に現れるという。本当、手に取る度に勉強になりますです、ハイ。

 では、本日はザ・コレクターズの「青春ミラー」でお別れしましょう。世のバンド小僧の諸君、偉大なるおっさんバンドをちゃんと抑えておくように、ここ、テストに出ますぞ。
ではまた、再見。