AKB48 VS SMAP(グループアイドル作曲論)其の伍

 「いやーまさか、ともちんがねぇ(以下省略)」(50歳♂)
 「ウチの娘は、まゆゆが(以下省略)」(45歳♂)
総選挙翌日、私の職場でもそんな会話がありました。どーやら娘さんがファンのようで、知らないと親子の会話が成立しないとのこと。AKB恐るべし、幸せ親子計画の要になっていますな。

 さてさて、本日はやっとSMAP編に突入します。前回AKB編同様、作曲に囚われず、包括的に見ていきたいと思います。
 まず、プロペラが♂だからだと思うのですが、男性アイドルグループの実情が良く分からないのです。最近では、「嵐」が驚異的なセールスを記録したり、韓流からも続々とアイドルグループが上陸しておりますが、例えば先のAKBならば男性ファンの他にも「AKBに入りたい。」と思うティーンや共感を覚える同性のファン、さらには親子でといったかなり広範囲の需要が見込めると思います。それと比較すると男性アイドルの場合、極端に女性ファンが多い気がします。
 子供の頃の私の認識では、アイドルとは「卒業して行く」ものでした。それまで、一番記憶に残ったアイドルは「光GENJI」で、当時を知っている人ならば分かると思いますが、その人気たるや本当にすごかった。皆ローラースケート持ってましたもんね(ウチも弟が買いました。)で、出す曲出す曲ヒットしました。プロペラもレコードを持っていたわけでもないのにほとんどソラで歌えるくらいでした。しかし、そんな彼らもSMAPへとバトンを渡すことになります。確か初期のSMAPは光GENJIのローラースケートを踏襲してスケボーに乗っていた気がします。
 で、SMAP兄さんですが、プロペラが中学生のころからアイドルとして仕事してますからね。当時は「I・LOVE・SMAP」というテレビ東京系で夕方に番組を持っていまして(今で言うピラメキーノの時間ですね。)、物凄い勢いがありました。その後、ヒット曲も出て文字通りトップアイドルになったのですが、常にプロペラの頭の中には「次のアイドルにバトンを渡す時期がいつか来る」という思いがずっとありました。
 で、kinkikids,TOKIOが来てもまだ渡さない。V6が来てもまだ、NewsやKAT−TUNが来ても、まだまだ渡さない。SMAP兄さんはバトンをガチ握りしたまま、現在もアイドル会のトラックを一人リレーしているわけです。
 これ、どんだけスゴイことかと申しますと、未だに貴乃花(二代目)が現役力士を相手に相撲を取って、横綱の地位に君臨し続けている位ゴイスーなことでございます。他にこのレベルだともうイチロー選手位しかいないんじゃないですかね。
 プロペラが今年33ですからね。兄さんたちはもう40間際ですよ。33歳の今でさえ、かなり劣化がキビシイですからね。もう兄さん達の頑張りには頭が下がるばかりです。
 スポーツ選手なら30を待たずしてベテランですからね(実際アイドルもそうなんだと思いますが)、師匠クラスですね本当。
 おおっと、SMAP兄さんについて思いを馳せていたら、新曲について書くスペースがなくなってしまいました。
 それでは、次回SMAP編(後)でお会いいたしませう。
あでぃおす。