魂の本

 ーそれは大学1年生の頃の話ー
 サークルの先輩「プロペラ君って『中村一義』に似てるよね。」
中村一義???誰?
 そんなわけで20世紀も終わりに差し掛かったころ、プロペラは中村氏に出会った(一方的に)わけです。
 でもって実際に御姿を拝見すると…あぁ似てるわ…骨格や口角の動き、声の調子等…
 ワタクシ以前、お笑い芸人バカリズム氏に似てると書きましたが、バカリズム氏から中村氏へとモーフィングを行う中間点でプロペラが出現します。
 で、肝心の音楽ですが、プロペラの守備範囲ではなく、むしろ敬遠していた分野のテイスト。それでも、初めて「犬と猫」を聴いた時は「何だこれは。」という衝撃と「これはこの形しかないな。」という説得力、2つの相反する感情に呑まれました。以降、中村氏の楽曲をチェックし続け今日に至ります。
 また、プロペラとしては珍しいのですが、中村氏に関しては映像(地元小岩商店街や多摩川の情景)のコンセプトがツボにハマり、CD、映像の両面から追い続けています。そんな中村氏、今までに「中村語録1・2・」という本を出版していますが、これは祖父母との対談という形のため(これも良い本でした。)、純粋な意味の本としては今回の「魂の本」が初の著書ということになります。

まだ、触りしか読んでいませんが、ゆっくりと味わいたいなと。
しかし、バカリズム氏然り、歳取っても似てる(歳の取り方が似てるのかな)んですよね…ちなみに中村さんのおじいちゃんとプロペラの父方の祖父…これがまたそっくりなんですよ…