沁み込む・沁み込め・沁み込む時

 ここ数日、自宅の目の前にある商店が取り壊し作業を行っております。休日の今日もショベルカーやクレーン車が派手に稼働していたのですが、小学1年生くらいの男の子がずっとその様子を眺めておりました。朝方見かけて、午後も見かけて・・・おそらく飽きもせずに眺めていたのでしょう…プロペラは思いました「将来、この子は大物になる。」と(笑)
 最近、上司がボソッと「頭の良さってのは、つまるところ、さほど能力は問題にならないんだよな。いかに集中し、コツコツできるかなんだな。」とつぶやいていました。
 確かに、世間で必要とされてきた(試されてきた)頭の良さは能力というよりは時間と労力でカバーできる範囲のものだなと、これに関しては賛否両論あると思いますが、やはり理に適っているなと。個別の能力を測り、場に適合させるのは容易ではないと思いますからね。
 ところで、プロペラは物を記憶するとき(つまり試験勉強の時ですね)「ひたすら書く派」なのですが、ウチの弟は「ひたすら読む派」なんですよね。寝転がってひらすた教科書を眺めるだけ。目で見て、手で書いて、声に出したほうが記憶に残る気がするのですが。弟曰く「それだとやった気になるが実際は効率が悪い。むしろ読破の回転数を増やしたほうが率が良い。」とのこと。ちなみに弟と私は同じ高校に通っていたのですが、成績は弟のほうが若干優秀でした。弟が「ひたすら書く派」でやっていたらもっとイケたのではないかと思うのですが…
 以降、「ひたすら読む派」は圧倒的少数だと思っていたのですが、私の周囲で「優秀」と思える人は大多数が「ひたすら読む派」であることが後年の調査(プロペラ調べ)で分かってきました。
ちなみに脳に記憶が沁み込んでいくイメージで思い浮かべるのが
Nine Inch Nails の「Adrift and at Peace 」という曲。
「沁み込むわぁ・・・」と口に出すと効果倍増です。