「ノルウェイの森」公開記念

 映画「ノルウェイの森」が公開されましたね。プロペラはまだ、観ていなので何とも言えませんが、日本で一番売れた原作…映像化にあたって、関係者のプレッシャーが半端でなかったことは想像に難くありません。村上作品に関しては、解釈本が多数出版されている他、作品で使用された音楽の本、登場した料理のレシピ本等あらゆる角度から注目されてますね。
 余談ですが、プロペラと村上作品との出会いは大学1年生で、クラスの友人の下宿先に遊びに行った時のことです。その下宿先は「和敬塾」という学生寮で、実はプロペラの父親も学生時代はここで生活していました。その友人の部屋にあったのが「ノルウェイの森」の文庫本。友人は「この寮は村上春樹が学生時代に住んでたんよ、だいたい、ここに居るやつはみんなその本読むんよ。」と教えてくれました。父親と村上氏と自分…時代は違えど、同じ場所にいたのかと思うと感慨深いものがあり、以来、村上作品を読むようになりました。
 作品の感想を書くと長くなるのでまた別の機会にしたいのですが、今、ぱっと思い浮かんだのは、「ねじまき鳥クロニクル」という作品の中で、パトロンとなるナツメグという女性から全身のコーディネートをしてもらった主人公が最後に彼女から言われる台詞…「新しい下着、ハンカチを1ダース揃えなさい。それ位は自分で選べるでしょう。古いものは処分しなさい。」(うる覚えですが確かこんな内容の台詞でした。)…下着買い替えるタイミング失ってるな俺…「まだ、イケるな。」とか思ってるうちに季節変わっちゃってるしなぁ…新年までには一掃したいなと思いましたです、はい。